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若年出産そして・・・

若年出産これはフィリピンでは珍しくないが、おまけに父親がいないシングルマザーの割合も多い。
先日店で雇い入れている従業員から連絡があり、
「子供が病気になったので休ませて下さい」
という内容であった。

そもそも年齢がまだ20歳そこそこのその娘だが、子供の年齢が5歳だそうである。
此方じゃお決まりのパターンで、亭主はいない。
普段子供は本人の妹が面倒を見ているとのことだが、大概身内の病気に付き物なのが前借りである。

薬を買うで済めばいいが、病院に入院したなど言うことが有ると大騒ぎして入院費を工面し回る。
今回の病気というのは、正確には病気ではなく、子供同士で遊んでいて、鼻の中にプラスチックの
ボールが入ってしまい取れなくなったとのことで、そりゃ親にしてみれば心配なわけである。

此方の娘たちは若年で出産をし、子供の父親とは別れてしまうケースが多く、まだ若い身空の彼女たちには
大概はまた新しい亭主が出来る。
亭主ならまだいいが、ボーイフレンドという段階で子供を出産、その後はまた別れてしまい、同じく代わりを又探す。

そんなこんなで父親の違う子供が瞬く間に増えて、兄弟全員が父親が違うなどというケースも珍しくない。
庶民の暮らしの中で家計のやりくりの下手さ加減もあるが、そもそも人生計画などは何もなく、行き当たりばったりの人生、それでも夢は大きな家に住みメイドを何人も使って暮らすことなんて言う人が多い。

目標は大きなほど良いと思うが、そこまで行くには過程というものが存在する。
今現在子供を何人も抱えて、暮らし向きもままならない状況で、どうやって夢を達成するのだろう。
いつか彼女らに聞いた事がある。

「何をどうやったら、金持ちになれるの?」
という内容だったと思うが、その時の答えはこうである。

「兎に角いい仕事を探してお金を貯めて家を買う、それが駄目だったら日本に出稼ぎに行きたい」
という答だったと思うが、当時はまだ日本にタレントさんが飛んでいる時代で、余程羨ましく華やかに見えたのかもしれない。

今も日本を稼げる国として見ていることには変わりがないが、日本に行くことは難しい現在、最近では中東に飛んでいる人達もいるが、家族がアメリカやカナダにおり、そこを頼って海外に行く事が、即ち金持ちへの最短距離だと思っていることには変わりがないのだろうな・・・。

フィリピンで金持ちになることを夢見て、そのお金は海外で稼ぎ出すことを最良とするこの国って将来は有るのかななんて、余計な心配をする私である。



 
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